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<feed version="0.3" xml:lang="ja" xmlns="http://purl.org/atom/ns#" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"><title>Webマガジン 予防・こころの病</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/" /><modified>2007-12-05T09:52:46+09:00</modified><tagline>こころは病むことがあります。早期発見・早期治療のためのWebマガジン</tagline><generator url="http://i-bizlog.com/">Bizlog</generator><entry><title>ストレスと回復のカーブを誇りをもって描く</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16341" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16341</id><issued>2007-11-07T12:48:39+09:00</issued><modified>2007-12-05T00:52:46Z</modified><created>2007-11-07T03:48:39Z</created><summary>順天堂大学医学部精神医学教室 准教授Hiroshi Ihara井原　裕
ストレスと回復のカーブを誇りをもって描く
現代社会とストレス
　現代社会はストレスに満ちています。
　家族であれ、友人であれ、仕事仲間であれ、人間関係とは難しいものです。知に働けば角が立つし、情...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.02</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer2" id="srt"><span id="kata">順天堂大学医学部精神医学教室 准教授<br><span id="furigana">Hiroshi Ihara</span><br>井原　裕<br></div><br />
<span class="body_title2b">ストレス<span id="or2b">と</span>回復<span id="or2b">の</span>カーブ<span id="or2b">を</span>誇り<span id="or2b">をもって描く</span></span><p><br><br></p><br />
<div class="entry_midashi_red">現代社会とストレス</div><br />
<p id="tx">　現代社会はストレスに満ちています。<br />
　家族であれ、友人であれ、仕事仲間であれ、人間関係とは難しいものです。知に働けば角が立つし、情に棹差せば流されます。漱石の『草枕』の時代から少しも変わっていません。仕事も大変です。雑務の洪水、締め切りの嵐、緊密なスケジュール、意表をつく顧客からのクレーム、取引先とのトラブル。どちらをむいてもストレスばかりです。<br />
　しかし、ストレスは人と人とが一緒に生きていくがゆえのいたし方のないものです。私たちは絶海の孤島や、人里離れた山のなかで一人で生きているわけではありません。人間関係のなかで生きています。とくに仕事場では、家族でも友人でもなく、元来は赤の他人に過ぎない人と一緒にやっていかなければなりません。気が置けない人ばかりではなくて当然です。<br />
　あなたは同僚のことを「ストレスだ」と思っていらっしゃるかもしれません。しかし、あなたの同僚だって、そんなあなたのことを「ストレスだ」と思っているかもしれません。まあ、お互い様です。<br />
　職業に関していえば、やりがいのある仕事ほどストレスは大きいといえます。仕事のやりがいとストレスとは表裏一体であり、ストレスのない仕事を探すとすれば、それは退屈な仕事ということになるでしょう。会社でいえば、平社員から係長、課長と地位が高くなるにつれてストレスも大きくなり、その分仕事の裁量も責任も大きくなります。やりがいも出てくるというものです。ストレスを克服することは、仕事人としてのプライドにつながります。</p><br />
<br />
<div class="entry_midashi_red">生命活動とストレス</div><br />
<p id="tx">　私たちの生命活動は、すべて生化学的な基盤をもっています。ストレスとそれに対する反応も例外ではありません。<br />
　セリエの汎適応症候群(はんてきおうしょうこうぐん)仮説によれば、私たちがストレスを受けると、さまざまな生体反応が下垂体(かすいたい)と副腎皮質(ふくじんひしつ)を司令塔として起こるとされます。ストレスに抵抗しようとして、副腎皮質刺激ホルモン、副腎皮質ホルモンの分泌(ぶんぴつ)が高まり、血圧上昇、体温上昇、血糖値上昇といった反応が生じ、抵抗力が高まります。ストレスが去れば、これらは次第に正常化しますが、ストレスが長期間続けば、もはや諸反応は失調状態となります。<br />
　この失調状態から、高血圧症、胃・十二指腸潰瘍(い・じゅうにしちょうかいよう)、過敏性大腸炎(かびんせいだいちょうえん)などのさまざまな心身症が発生します。不眠症や神経症、さらにはうつ病の一部もこのような失調状態を基盤にして発症します。<br />
　ストレス自体はなくなりません。なくすこともできません。問題はいかに回復するかにあります。ストレスから回復しきれない失調状態が続くことがよくないのです。<br />
　ストレスと回復とのサイクルが適度な均衡を保ちつつ、不断に繰り返され、両者が時間軸に沿って規則的なサインカーブを描くことが健康の証拠です。ストレスを受けすぎて回復できないことも、回復しているのに次のストレスがもたらされないことも、どちらも健康とはいえません。</p><br />
　<br />
<div class="entry_midashi_red">ストレスが少なすぎる</div><br />
<p id="tx">　適度のストレスは必要です。それは、ストレスの少なすぎる状態が、どれほど心身に不幸な結果をもたらすかを考えれば、ご理解いただけると思います。アンダーストレス、すなわち、もう十分に休んだのに、長時間にわたって次のストレスがない場合です。<br />
　有閑階級の無為・怠惰(たいだ)、ニートたちの仕事のない空虚感、子供の自立後の母親たちの空の巣症候群、産業戦士の退職後の虚脱感などを見てみましょう。<br />
　何もすることがない、明日の予定がない、誰からも仕事を頼まれないといった日々が続くことは、健康を害します。明日の予定がないから、いくら夜更かしをしてもかまいません。朝は何時に起きてもいい。時間があり余っていて、やることもない。ストレスもないが、エキサイティングなことも起こらない。<br />
　退屈しのぎに、通信販売で派手に散財してみましょうか。昼間から酒でも飲みましょうか。パチンコにでも出かけてみましょうか。あるいは、昼下がりの情事でも夢想してみましょうか。とにかく、それくらいしか楽しみがない。こんな生活では、心は病んでいきます。<br />
　私たち精神科医は、仕事がらアンダーストレスの人にも接します。その場合、たとえば、退職者の人々には、私がよく申し上げていることは、「短時間の仕事でもいい、地域でのボランティアでもいい。とにかく何らかの用事をつくりましょう」ということです。適度の仕事は健康法の一環です。それは規則正しい生活をもたらし、精神と肉体の若さを保ちます。</p><br />
<img src="images/tokei.gif" width="288" height="287" alt="ストレスと回復のカーブを誇りをもって描く" class="pict_no_r" />　<br />
<div class="entry_midashi_red">ストレスが多すぎる</div><br />
<p id="tx">　オーバーストレスとは、ストレスが過剰で回復が追いつかず、十分回復しきれないうちに新たなストレスに曝されることです。ストレスと回復のサインカーブは、徐々にベースラインから下がっていく。要するに「過労」の状態です。<br />
　ただし、俗に「過労死」と呼ばれますが、「仕事自体で過労死することはない」ということは、知っておいてください。過重労働によって脳・心臓疾患がもたらされることはありえます。しかし、「血管病変を介さないで過労のみによって人が死亡することは通常ありえない」（産業医学振興財団『産業医の職務Q&A第7版』, p.188）と教科書にも記されています。<br />
　実際、これまでの「過労死」の事例は、そのほとんどに脳・心臓疾患ないし精神医学的問題がありました。<br />
　精神科医としては、後者は気になります。それはオーバーストレスによる疲労困憊(ひろうこんぱい)とそれによるうつ状態です。<br />
　第一の原因は睡眠不足にありそうです。ストレス自体が死因となることはないが、睡眠不足が人を厭世的(えんせいてき)にさせ、ついには死に追いやることはあります。睡眠不足で疲労困憊した脳は、人を情緒不安定にさせます。小さなことでもイライラし、まだ粘れば達成できることでもすぐ放り投げたくなり、ささいな偶発事がこの世の終わりのように感じられます。眠らない頭は、人を悲観的にさせ、「いっそ死んだ方がましだ」と思わせるのです。<br />
　睡眠に関しては、1日や2日、十分とれない日があることは仕方ないでしょう。ビジネスマンたちの日々は、来る日も来る日も一定の仕事量を淡々とこなすようなものではありません。ひどく忙しい日もあって、その時には4時間しか眠れないこともあるかもしれません。翌日もそうかもしれません。その場合は、翌々日に十分眠ってください。できれば3日、最悪でも1週間で睡眠の収支を合わせてください。私が常日頃ビジネス戦士たちに申し上げていることは、「1週間で合計50時間眠れば合格。40時間を切れば黄色信号、30時間を切れば赤信号」ということです。</p><br />
　<br />
<div class="entry_midashi_red">ストレスの終わりは人生の終わり</div><br />
<p id="tx">　ライフストレスに終わりはありません。生きているかぎりストレスは続きます。私たちが気をつけるべきは、ストレスをなくすことではなく、ストレスと回復の曲線をバランスよく描いていくことです。<br />
　ストレスが終わるときは、人生の終わりです。ストレスと回復の繰り返しが徐々に速度をゆるめ、サインカーブが次第に振幅(しんぷく)を小さくしていくとき、多くのことを成し遂げたという達成感とともに、満足して死を迎えることができるでしょう。ストレスに立ち向かい、延々と続くサインカーブを誇りをもって描いてきた人には、最後にこのような安堵感が与えられるのでしょう。<br />
　そう信じて、私たちは今日もストレスと回復の果てしないウェーブのなかに身を投じることとしましょう。</p>]]></content></entry><entry><title>ライフストレスをコントロールするために</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16335" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16335</id><issued>2007-11-07T11:35:17+09:00</issued><modified>2007-11-29T01:00:25Z</modified><created>2007-11-07T02:35:17Z</created><summary>広島大学大学院医歯薬学総合研究科精神神経医科学
吉備国際大学心理学部Miki Matsunaga松永　美希
ライフストレスをコントロールするために―ソーシャルサポートを大切に―
ライフストレスを見直す
　ライフストレスとは、不快な気分や状態を引き起こす日常の些細な出来...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.02</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer2" id="srt"><span id="kata">広島大学大学院医歯薬学総合研究科精神神経医科学<br />
吉備国際大学心理学部<br><span id="furigana">Miki Matsunaga</span><br>松永　美希<br></div><br />
<span class="body_title2b">ライフストレス<span id="or2">を</span>コントロール<span id="or2">するために</span></span><br><br><span id="or2b">―ソーシャルサポートを大切に―</span><p><br><br></p><br />
<div class="entry_midashi_red">ライフストレスを見直す</div><br />
<p id="tx">　ライフストレスとは、不快な気分や状態を引き起こす日常の些細な出来事を言います。たとえば、満員電車や交通渋滞、仕事上の責任やプレッシャー、夫婦喧嘩、職場や学校での気難しい人との付き合いなどです。ライフストレスは、日常生活の中で避けて通れないので、ストレスを感じていることに気づきにくいという特徴があります。そのため知らないうちにストレスが蓄積されて、心身にネガティブな影響を及ぼすことがあります。<br />
ここでは、ライフストレスにどのように向き合うか、どうすればうまくコントロールできるのかについて紹介していきます。</p><br />
 <br />
<div class="entry_midashi_red">ライフストレスにどう向き合うか<br>　〜ライフストレスとコーピング〜</div><br />
<p id="tx">　ライフストレスが心身に与えるダメージを小さくするには、ストレスにどう向き合うかということが重要です。つまり、ライフストレスをどのように受け止めて、どのように対処するかということです。このように、ストレスを感じる状況やその不快な気分をどうにか変えようとする努力のことを、「コーピング」といいます。<br />
コーピングの概念を提唱したLazarus & Folkman (1984)によると、コーピングには大きくわけて?情動焦点型のコーピングと、?問題焦点型のコーピングがあるとされています。そしてどちらのコーピングもバランスよく使えることが、心身の健康に良いとされています。</p><br />
<br />
<p id="tx">○情動焦点型コーピング　〜出来事のとらえ方を変える、気分を変える〜<br />
苦手な仕事を任されたときに、「自分には絶対にできない」「うまくできなかったらどうしよう」と後ろ向きにばかり考えるのではなく、「苦手を克服できるチャンスかもしれない」「完璧(かんぺき)にできなくても良い評価につながるかもしれない」と出来事の良い面や、別の見方を探すということです。このように、ストレスとなる物事のとらえ方を変えることによって、ライフストレスによる緊張や不安を和らげることができます。<br />
また、不快な気分を変えるためにスポーツや趣味の活動を楽しんだり、温泉やエステなどで心身ともリラックスさせるなど、気分転換のための活動もこの情動焦点型のコーピングに含まれます。</p><br />
<br />
<p id="tx">○問題焦点型コーピング　〜状況や問題に働きかける〜<br />
一方、問題焦点型のコーピングとは、どうしてこのような状況になったのかという問題の所在を明らかにしようとしたり、状況を変えるための解決策をいくつか考えてみたり、その解決策のなかからいくつか実際に試みてみることです。<br />
たとえば、ある同僚と仕事のやり方が異なり非常にイライラしているとします。そこで、まず同僚のどういうやり方に自分はイライラしているのだろうかとイライラの所在を明らかにします。そして、どうすればお互いに気持ちよく仕事をできるかという解決策をいくつか考え、たとえば「毎朝、簡単な打ち合わせの時間をもつ」「上司に相談してみる」「○○してほしいということを直接相手に伝える」などの中から実際にできそうなものをいくつか実行してみるということです。<br />
問題焦点型のコーピングでは、問題を解決するスキルや、自分の気持ちを上手に伝えるスキルなどが必要となってきます。このようなスキルは、一輪車を上手に乗れる人と乗れない人がいるように、得意不得意もありますが、練習次第で上手になっていきます。不得意な人は、まずは自分の行動を意識してみることから始めてみましょう。たとえば「問題を解決するには、どういう解決策があるか、紙に書き出してみよう」「自分の気持ちを伝えるために、私は○○と思うのですが・・・と付け加えてみよう」というふうに、これまでの振る舞いを少し変えてみることを心がけるようにするとよいでしょう。</p><br />
<br />
<div class="entry_midashi_red">ストレスを和らげる<br>　〜ソーシャルサポートを活用する〜</div><br />
<p id="tx">　責任のある仕事を任されたときに、同僚に手伝ってもらって助かったとか、家族からの励ましが気持ちを楽にしてくれたという経験はありませんか？　このように、重要な他者（家族、上司、同僚、友人など）から得られるさまざまな形の援助のことを「ソーシャルサポート」といいます。このソーシャルサポートは、心身の健康を左右する重要な存在であることが、多くの研究によって明らかになっています。その結果、ソーシャルサポートがストレスに与える良い影響として、2つの効果が考えられています。<br />
一つ目は、ソーシャルサポート自体が日々のライフストレスを調整し、ストレスを軽くすることです。これはストレスを感じる出来事の有無に限らず、日々、良好な人間関係の中にいることでストレスとなるような嫌悪的な出来事が少なくなるからです。<br />
　もう一つの効果は、大きなストレスを受けたときに、ソーシャルサポートはストレスの受け止め方やコーピングの選択過程において良い影響を与えて、ストレスによる心身のダメージを抑えてくれます。最初の例のように重要な仕事を任されたという出来事があったときに、「大変なことだけど、同僚が助けてくれるからなんとか出来るかもしれない」「無理そうだったら、上司に相談してみよう」「休日は家族と一緒に出かけてリフレッシュしよう」など、周りのサポートを活用することによってライフストレスと上手に向き合うことを助けてくれ、結果的にストレスを和らげてくれます。<br />
　以上をまとめると、ストレスの有無に限らず、人との結びつきを大事にしておくこと、日頃から相談できる相手を作っておくことは、ストレスとなる出来事を抱えたときにそれを和らげることに大変役立つということがいえます。またストレスを一人で抱え込まないことや、困ったときはあの人がサポートしてくれそうだという見積もりを正確に持っておくことも重要です。</p><br />
<br />
<div class="entry_midashi_red">まとめ</div><br />
<p id="tx">　ライフストレスは不快な気分や状態をもたらしますが、ライフストレスとなるような出来事がなければ私たちの生活は味気ないものになってしまうでしょう。ライフストレスは付き合い方によっては、活力や意欲を起こさせたり、問題を乗り越える能力をアップさせたり、というポジティブな面もあります。ライフストレスと上手に付き合うには、以下のような点に気をつけるとよいでしょう。 </p><br />
<img src="images/futari.gif" width="267" height="229" align="right" alt="ライフストレスをコントロールするために" class="pict_no_r" /><br />
<p id="tx">&#61656;	嫌だと感じる出来事の中にも、良い点や別のとらえ方がないか、探してみましょう。<br />
&#61656;	思い通りにいかないことや不快にさせる問題があっても、より現実的な小さな目標や解決の糸口をみつけて、少しずつ解決していきましょう。<br />
&#61656;	自分の気持ちを上手に伝えることを意識しましょう。<br />
&#61656;	自分なりの気分転換法をみつけて、実践しましょう。<br />
&#61656;	日頃から、周りに相談できる人を見つけておきましょう。</p><br />
<br />
<p id="tx">引用文献<br />
Lazarus, RS & Folkman, S 　Stress, Appraisal, and Coping. Springer. New York. 1984.（本明寛　春木豊　織田正美　監訳　ストレスの心理学　実務教育出版　1991）</p><br />
<br />
<p id="tx">参考になる本<br />
嶋田洋徳　鈴木伸一　坂野雄二　学校、職場、地域におけるストレスマネジメント実践マニュアル　北大路出版　2004<br />
浦　光博　支えあう人と人〜ソーシャルサポートの社会心理学〜（セレクション社会心理学８）　サイエンス社　1992　<br />
田中ウルヴェ京　奈良雅弘　ストレスに負けない技術-コーピングで仕事も人生もうまくいく！　日本実業社出版　2005</p><br />
]]></content></entry><entry><title>ライフストレスの危険性</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16333" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16333</id><issued>2007-11-07T11:19:19+09:00</issued><modified>2007-11-29T01:00:31Z</modified><created>2007-11-07T02:19:19Z</created><summary>東邦大学医学部心身医学講座Katsutaka Hashizume端詰 勝敬
ライフストレスの危険性




ライフストレスとは何か
　ストレスという言葉は日常生活の中でごく自然に使用されています。「最近、ストレスがたまっていてつらい」「ストレスの発散をしなくちゃ」などとい...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.02</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer2" id="srt"><span id="kata">東邦大学医学部心身医学講座<br><span id="furigana">Katsutaka Hashizume</span><br>端詰 勝敬<br></div><br />
<span class="body_title2">ライフストレス<span id="or2">の</span>危険性</span><br />
<p><br><br></p><br />
<br />
<img src="images/sunadokei2.gif" width="268" height="287" alt="ライフストレスの危険性" class="pict_no_r" /><br />
<br />
<div class="entry_midashi_red">ライフストレスとは何か</div><br />
<p id="tx">　ストレスという言葉は日常生活の中でごく自然に使用されています。「最近、ストレスがたまっていてつらい」「ストレスの発散をしなくちゃ」などという会話はよく耳にします。厳密に言うと、ストレスとは外から受ける圧迫や刺激（ストレッサーと言います）に対して、身体が対抗しようとする状態を指します。しかし、現在では外からの刺激もそれに対抗しようとする身体の状態も含めて「ストレス」と呼ぶのが一般的になっているようです。<br />
　ストレスを大まかに分類すると、?回避しがたい急性のストレス?人生における大きな出来事?ライフストレスに分けられます。</p><br />
<br />
<p id="tx">○急性のストレス<br />
地震や台風などの自然災害、事件や事故に巻き込まれる際のストレスです。自分ではなかなか回避することができない急性のストレスがかかることになります。最近マスコミで話題にされているPTSD（心的外傷後ストレス障害）は自分の生命を脅かすような急性のストレスの後に起こります。</p><br />
<br />
<p id="tx">○人生における大きな出来事<br />
その人にストレスとなる人生における重大な出来事はライフイベントと呼ばれています。これは入学、結婚、出産、転居、就職、退職、身内の方の死去など人生の転機となるような大きなイベントに伴うストレスです。ストレスというとつらいこと、嫌なことと思われがちですが、実は昇進や結婚など通常は好ましいとされている社会生活上の出来事もストレスになるわけです。<br />
</p><br />
<br />
<p id="tx">○ライフストレス<br />
特別に大きなイベントがなくても私たちは小さなストレスの積み重ねの中で生活しています。日々のストレスは身体面に影響するストレスと心理面に影響するストレスに分けられ、今年はとても暑い夏でしたが、これは身体に感じるストレスとなります。<br />
もう一つの心理面に影響するストレスは、個人の置かれている状況やその人の受け止め方によって違いがあるものの、すべての人が毎日何かの心理的ストレスを抱えて生活しています。家庭内であれば、近所の方とのお付き合い、夫婦や親子のけんかなどがストレスとなり、職場であれば、通勤ラッシュ、会議での発表、上司や同僚との人間関係などはよく経験されるストレスです。このように日常生活をおこなう上で、健康に影響を及ぼすようなストレスをライフストレスまたはデイリーハッスルズと呼びます。</p><br />
<br />
<div class="entry_midashi_red">ライフストレスの危険性</div><br />
<p id="tx">○日々蓄積されるストレス<br />
ライフストレスの一つ一つは、日常生活でみられるありふれた出来事やいら立ちごとですから、それ自体で病気になるような強いストレスではありません。しかし、小さなストレスでもこれが積み重なると身体や精神にひずみが生じやすくなります。<br />
アメリカの心理学者ラザルスが「日常生活の中のわずらわしいことやささいな出来事も、重なっていくうちに大きなストレスになり、心身の障害をきたす」と述べているように、ライフストレスが原因となって心身症（ストレスから生じる身体の病気）やうつ病などの精神疾患になることも少なくないようです。<br />
</p><br />
<br />
<p id="tx">○持続的にさらされることでの危険<br />
ライフストレスの特徴は、何度も繰り返される点と長期間にわたって続く点にあり、ストレスに対する心身の反応はゆっくりとしたペースで生じていきます。そのため、症状はすぐにはあらわれず、身体の限界点を超えたところである日突然、病気になるという怖さをもっています。</p><br />
<br />
<p id="tx">○無自覚の危険性<br />
　ストレスというと、家族を失うことやリストラなど社会生活上の大きな出来事に注意が向けられる傾向にあります。一方、日常生活におけるささいな出来事やいら立ちごとつまりライフストレスについては、あまりにも当たり前過ぎて「毎日、たいへんだけど大丈夫だろう」「こんなささいなことをストレスと考えてはいけない」と軽く考えてしまう人やストレスを自覚できない人が多いようです。　　　　</p>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br />
<p id="tx">このような人は、仮に倦怠感(けんたいかん)や不眠などストレスによる身体のサインが現れていても、そのサインに気づかず無理を続けてしまい、最終的には大きな病気が後になって見つかることになってしまいます。<br />
　ライフイベントのような小さなストレスでもそれが放置しておくと重大な病気につながることをよく知り、常日頃からその人個人にあったストレス解消法を身につけておくことが大切です。</p><br />
<br />
<div class="entry_midashi_red">身体とこころの危険信号</div><br />
<p id="tx">　ストレスをはじめに認識するのは大脳の表面にある大脳皮質と呼ばれているところです。大脳皮質でキャッチされたストレス情報は神経系、内分泌系、免疫系に伝えられ、身体に様々な反応が起こってきます。</p><br />
　<br />
<p id="tx">○自律神経の乱れ<br />
　自律神経は交感神経と副交感神経というふたつの神経から成り立っています。このふたつの神経は、互いに協力し合って、血圧・脈拍・消化・代謝・体温調整など生命の維持に必要な身体の変化が自然に起こるように調整されています。<br />
自律神経の働きはとてもデリケートなもので、ストレスが加わると交感神経と副交感神経のバランスが壊れてしまい、身体の症状がでます。自律神経は全身の細かい部分にまでくまなく広がっていますので、どのような身体の症状が現れても不思議ではありません。ただし、その人が体質的に弱い部分に現れることが多いようです。特に多いのが「食欲がない」「身体がだるい」「頭が重い」といった症状です。</p><br />
<br />
<p id="tx">○ストレスによるホルモン異常<br />
　ストレスが加わると、副腎から分泌されるコルチゾールやアルドステロンといった内分泌ホルモンが異常をきたします。これらのホルモンは血圧や血糖を上昇させ、生活習慣病の原因や悪化させる要因になることがあります。</p><br />
<br />
<p id="tx">○ストレスによる免疫の変化<br />
　免疫とは、身体をウイルスや細菌などの外敵から守ってくれるシステムのことをいいます。私たちの身体の中では、リンパ球、免疫グロブリン、サイトカインなどがお互いに協力しあって外敵から身を守ってくれています。<br />
ところが、ストレスが加わるとこの防御システムも影響を受けてしまいます。試験が終わった頃に風邪を引きやすいのはこのためです。すべてのストレスが免疫に悪いというわけではありません。むしろ、適度なストレスは免疫力を高めるという報告もあります。しかし、長期間にわたって過度のストレスが続くと私たちの免疫力が低下し、重い病気になりやすくなるわけです。</p><br />
]]></content></entry><entry><title>日々体験するストレス…</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16243" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16243</id><issued>2007-11-06T10:29:55+09:00</issued><modified>2007-11-29T01:00:45Z</modified><created>2007-11-06T01:29:55Z</created><summary>防衛医科大学校心理学（准教授）Shinya Sano佐野 信也
日々体験するストレス…

ストレスとストレッサー
ハンス・セリエH. Selyeは、心身の負担となる刺激により個体内部に生じる緊張状態をストレスstressと呼び、ストレスを惹(ひ)き起こすような外部からの刺激をスト...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.02</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer2" id="srt"><span id="kata">防衛医科大学校心理学（准教授）<br><span id="furigana">Shinya Sano</span><br>佐野 信也<br></div><br />
<span class="body_title2"><span id="or2">日々体験する</span>ストレス…</span><br />
<br />
<div class="entry_midashi_red">ストレスとストレッサー</div><br />
<p id="tx">ハンス・セリエH. Selyeは、心身の負担となる刺激により個体内部に生じる緊張状態をストレスstressと呼び、ストレスを惹(ひ)き起こすような外部からの刺激をストレッサーstressorと定義づけました6)。セリエは、ストレッサーに対して生じる一連の生理学的反応には、ストレッサーの種類によらず共通なパターンがあることを見出し、これを「汎適応(はんてきおう)症候群」と名づけました。彼によれば、本症候群は時間の流れに沿って、?警告反応期?抵抗期?疲憊期(ひはいき)という一連の経過をたどります。すなわち短期的には、ストレッサーによって動揺した生体の内部環境を元の状態に戻そうとする恒常性維持の方向性を持つ変化（エネルギー資源の動員、炎症の抑制、感染防御等）が優勢ですが、ストレッサーが長期に及ぶにつれ、恒常性は破綻(はたん)し、生体にとって好ましくない変化が生じてきます。このように、ストレスとはストレッサーへの適応反応であり、時とともに変化をたどるプロセスであるというのが、セリエのストレス理論でした。ここでは、私たちが日々体験する心理社会的ストレスの特性に焦点をあてて概説します。</p><br />
<br />
<div class="entry_midashi_red">ストレスの成立過程</div><br />
<p id="tx">　何がストレッサーとなり、ストレスを生じさせるかということには大きな個人差があります。ある人の健康状態を悪化させた外部からの有害な刺激、例えば一定の運動負荷(うんどうふか)や転居が、別の人には快適な刺激や生活変化として作用し、健康を増進させることもあるわけです。また同じ個人でも、若いときには充足感をもたらし、健康維持に役立ったはずのテニスやジョギングと同じ量の身体的負荷を、老齢期に達したその人に課したのでは侵襲的(しんしゅうてき)に作用するというのも当然といえるでしょう。つまり、ある刺激や変化がその個人に結果として有害な変化をもたらしたときに初めて、それらの刺激はストレッサーとみなされ、ストレスが成立するには個人の側の特性が大きく関与するというわけです。<br />
しかし、個人の側の特性といっても、体力や年齢等、わかりやすく数値化しやすい要因だけではありません。例えば、同様に苛酷(かこく)な心身への負荷であっても、オリンピックの参加権を獲得したアスリートが自ら望んで強化合宿に参加し受けている訓練と、戦時下の捕虜収容所において強制された虐待的な労働負荷とでは、全く異なったストレッサーとして作用します。人間においてはとくに、その刺激や変化がどのような状況の下に、現在の自分にどのような意味をもって与えられているのか、将来どのような意味をもつことが期待されるのかといった認知的評価cognitive appraisalが、ストレスの形成に大きく影響するのです3)。<br />
ストレッサーに曝(さら)された際に、それにどのように対処するか、またストレスの解決を支援してくれる共感的な他者が存在するか否かによっても、ストレス形成のプロセスは左右されます。例えばレイプ被害にあった女性が警察の事情聴取を受ける場合に，被害者の羞恥心(しゅうちしん)や恐怖心を十分にわきまえているボランティア女性に支えられながら、プライバシーの守られた部屋で丁寧(ていねい)なインタビューを受ける場合と、勇気を出して警察に届け出たのに、夜更けに一人歩きするあなたにも責任があるといわんばかりの態度で対応された場合とでは、その後のストレスは大きく変化します。<br />
　このように、ストレスを規定する要因としては、ストレッサーの特性（大きさ、持続性、反復性、人為性、秘匿性）、認知的評価と対処形式を含む個人の特性、そしてストレッサーを受けた前後の状況（機能的なサポート・ネットワークの有無）という三種があげられますが、臨床的にはこの三者は相互に干渉しあい、ストレスは変化していきます（下図）。</P><br />
 <br />
<img src="images/stress.gif" alt="ストレスのプロセス" border="0" align="center" class="pict_no_r" /><br />
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<p id="tx"><br />
○ストレッサーの特性<br />
１）life event(ライフイベント)とdaily hassles(デイリーハッスルズ)<br />
　あらゆる刺激や生活上の出来事はストレッサーになりえますが、心理社会的には、?人生上の比較的大きな出来事life event (ライフイベント)と?日常的な出来事や悩みdaily hassles (デイリーハッスルズ)に大別すると考えやすいでしょう3)。デイリーハッスルズは今号のタイトルにもあるライフストレスと同義として使われています。<br />
ホームズとレイHolmes & Raheは、前者によって惹き起こされた生活上の変化に適応するのに要する労力が心身の健康状態に影響するという考え方に基づいて、社会的再適応評価尺度social readjustment rating scaleを作成しました2)。「配偶者の死」から「軽度の法律違反」にいたる各項目は、出来事の重大性が評点づけられており、過去一年間の合計評点が心身疾患の罹患(りかん)リスクに相当すると彼らは考えました。<br />
一方、隣人との軋轢(あつれき)とか、夫婦間の不和、職場で苦手な同僚がいること等の日常的なストレッサーは、日々慢性的に作用し、解消することが困難であるにもかかわらず、きちんとした対処努力が払われ難いものです。これらは大災害への遭遇や戦争体験、死別・離婚といった人生上の顕著な変化と比べると目立たず、潜行的に作用しますが、適応や健康維持にとって、より基本的な問題だという意見があります4)。<br />
２）大規模なストレッサーあるいは心的外傷性ストレッサー<br />
比較的穏やかな日常的ストレッサーと大惨事や極度の心的外傷体験の影響を連続的に扱うことの妥当性については、多くの議論があります。現時点では、現象学的にも、生理学的にも、この両者を区別する努力は成功していませんが、心的外傷後ストレス障害PTSD1)の症候を示した自然災害被災者、戦争体験者、児童虐待被害者、犯罪被害者等を対象として、甚大(じんだい)な外傷性ストレッサーが中枢神経系に与える影響に関する臨床的・神経科学的知見が集積されつつあります。</p><br />
<br />
<p id="tx"><br />
○個人的要因<br />
１）生物学的脆弱性と心理社会的要因7)<br />
ストレッサーに対する脆弱性(ぜいじゃくせい)は、個人の生物学的要因と、生育家庭環境、性格、現在の生活状況等に関連する心理社会的要因とを含んでいます。PTSD発症につながる生物学的危険因子として抽出されているのは、精神疾患の家族負因、性別（女>男）、条件づけされやすさ、ストレッサーに対するコルチゾル反応が低い等の神経内分泌的要因があります。<br />
また、神経質や内向性等の性格特徴、児童期被虐待体験等の早期の心的外傷体験、養育者や養育態度に関連する要因（否定的しつけ、早すぎる親子分離、親の貧困や低学歴）もPTSD発症の危険性を増加させることが知られています。<br />
２）ストレス状況を構成しやすい性格（行動）類型<br />
特定の性格傾向と疾患との関連性についての臨床的知見が提出されています。次の表に、タイプA 行動様式、アレキシサイミア、うつ病親和型性格の三者を要約しました。<br />
これら３類型は、臨床的に抽出されるに至った歴史的経緯も疾患との関連性も異なっていますが、いずれも、必然的にストレッサーを自ら招きこむような生活パターンを構成し、ストレッサーへの対処も硬直的なものになりやすいことが知られています。</P><br />
]]></content></entry><entry><title>ストレスをどう生かすか</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16241" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=16241</id><issued>2007-11-06T10:26:12+09:00</issued><modified>2007-11-29T01:00:37Z</modified><created>2007-11-06T01:26:12Z</created><summary>防衛医科大学校精神科Soichiro Nomura野村 総一郎
ストレスをどう生かすか


　　　

今号はライフストレスの特集です。ストレスというコトバはもはや学術用語ではなく、誰でも日常的に口にする一般の日本語となっています。いや、日本語にかぎらず、どこの国の言葉...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.02</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer2" id="srt"><span id="kata">防衛医科大学校精神科<br><span id="furigana">Soichiro Nomura</span><br>野村 総一郎<br></div><br />
<span class="body_title2">ストレス<span id="or2">をどう生かすか</span></span><br />
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<img src="images/neko.gif" width="163" height="59" alt="ストレスをどう生かすか" class="pict_no_r" /><br />
<p id="tx">今号はライフストレスの特集です。ストレスというコトバはもはや学術用語ではなく、誰でも日常的に口にする一般の日本語となっています。いや、日本語にかぎらず、どこの国の言葉としても同様に定着しているのではないかと思われます。つまり「ストレス」と表現することによって、多くの日常体験が説明できる非常に便利な用語であるゆえにコトバとして確固としたものになっているんですね。このことは世界にストレスが満ち溢れていることを物語っているわけですが、それが異常な事態かというとそうではない。むしろ正常の現象なんです。そもそも生命というものは（と始めると仰々しいですが）、環境にうまく反応することによって成立しているわけです。地球環境は常に不安定に変化するのは避けがたいので、それに合わせて生命のほうもかなり柔軟に変わっていかねばならない。その変わるシステムが生命であって、ストレスというのは生きるための環境への順応手段なんです。だから「ストレス＝生命の形式」と言ったって、大間違いではないと思います。</P><br />
<p id="tx">　ただ、過ぎたるは及ばざるがごとし。過剰になったり、あんまり長く続いたりすると、順応できなくなって、苦悩や病気の基になってしまうんです。日本語ではストレスというコトバは「溜(た)まる」というコトバと対で使われることが多いのですが、日常生活の中のストレス、つまりライフストレスはじくじく、じわじわときますから、まさに「溜まる」という表現がピッタリです。それなら当然「どう溜めないか」「どう追い出すか」といったことがポイントになります。それが「コーピング（ストレス対応法）」ですね。上に述べたストレスの意味を考えれば、コーピングというのは決して「ひたすら逃げる」ことではない。最終的にはストレスにどうぶつかり、それをいかに生かすか、ということでしょう。ただし、万人に通用する究極の方法があるわけではない。その人に独自の方法がきっと身についているはずで、それが人間の個性の大きな部分と言えます。その個性を生かす方法を考えることがストレス対策でしょう。</p><br />
<p id="tx">　今回の特集では、ライフストレス研究にいろいろな形で関わる臨床家にストレス論を執筆してもらいました。各執筆者の個性が発揮され、なかなかに含蓄(がんちく)のある特集となったと思うんですが、いかがでしょうか。皆様の「ストレス対策」にお役に立てれば幸いです。</P>]]></content></entry><entry><title>愛する人を失った時</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6331" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6331</id><issued>2007-10-05T11:45:00+09:00</issued><modified>2007-10-05T08:41:56Z</modified><created>2007-10-05T02:45:00Z</created><summary>武蔵野大学人間関係学部Seiko Konishi小西　聖子
愛する人を失った時

家族、恋人、友だち――私たちが大切に思う人たちは、私たちの心の中で大きな場所を占めています。そして今日も明日も、大事な人たちとの関係はこのまま続いていくように私たちは思っています。とこ...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.01</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer" id="srt"><span id="kata">武蔵野大学<br>人間関係学部</span><br><span id="furi">Seiko Konishi</span><br>小西　聖子<br></div><br />
<span class="body_title">愛する<span id="or">人を</span>失った<span id="or">時</span></span><br />
<br />
<img src="images/1.jpg" width="150" height="323" alt="イラスト1" class="pict_no_r" /><p>家族、恋人、友だち――私たちが大切に思う人たちは、私たちの心の中で大きな場所を占めています。そして今日も明日も、大事な人たちとの関係はこのまま続いていくように私たちは思っています。ところがそれが突然失われてしまったら・・・。予期しない喪失体験は、人に深く打撃を与えます。</p><br />
<p id="ind">家族の死は多くの人が体験するものですし、大人になっても一度も葬式に出たことのない人というのは稀でしょう。だから多くの人は、人を失う苦しみがどのようなものか自分も知っていると思っています。ここに多くの誤解が生まれます。ある人を失うことによって受ける打撃は、その失い方や、生前の関係や、その後の状態などによっても大きく違うのです。</p><br />
<br />
<div class="entry_midashi">喪失体験と悲嘆（グリーフ）の過程</div><br />
<p>喪失に伴って起こる心理的過程を悲嘆Grief（グリーフ）といいます。悲嘆は流れをもった変化の過程です。悲嘆の反応は、大切な人を失った時には誰にも起こってくるものですが、これまでに行われてきた悲嘆の心理の研究では、次のような時に悲嘆は深刻化したり長期化したりするといわれています。</p><br />
<br />
]]></content></entry><entry><title>時代を映す鏡</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6165" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6165</id><issued>2007-06-26T00:00:10+09:00</issued><modified>2007-06-27T05:17:42Z</modified><created>2007-06-25T15:00:10Z</created><summary>国立精神･神経センター総長
Teruhiko   Higuchi
樋口 輝彦
時代を映す鏡


自殺は時代を越え、国を越えた人類共通の問題であり、個人の問題であると同時にその時代を映す鏡でもあります。すなわち、その時代の経済状況や社会状況と深く関わっていることは疑いがあり...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.01</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer"><span id="kata">国立精神･神経センター総長</span><br />
<span id="furi">Teruhiko   Higuchi</span><br />
樋口 輝彦</div><br />
<span class="body_title">時<span id="or">代</span>を<span id="or">映</span>す<span id="or">鏡</span></span><br />
<br />
<img src="images/p1.jpg" width="250" height="372" alt="時代を映す鏡" class="pict_no_r" /><br />
<p id="ind">自殺は時代を越え、国を越えた人類共通の問題であり、個人の問題であると同時にその時代を映す鏡でもあります。すなわち、その時代の経済状況や社会状況と深く関わっていることは疑いがありません。しかし、それだけで説明できるほど単純ではありません。なぜなら自殺の背景として重要とされる要因に精神疾患があることがよく知られているからです。</p><br />
<p id="ind">厚生労働省の人口動態統計によれば、平成9年以前は約20年間にわたり、わが国の自殺者数は2万人台前半で推移してきました。ところが平成10年に急に3万人を越え、以後9年にわたって3万人台を継続しています。この9年間の自殺増加に特徴的なことは40代、50代を中心とする中高年男性の増加が著しい点です。</p><br />
<p id="ind">自殺の原因は複雑であり、ひとつの要因で説明できない場合が多くあります。また、真の原因を明らかにするには自殺事例の詳細な検討（いわゆる心理学的剖検）が必要ですが、わが国ではこれまでその取り組みはほとんど行われていません。限られた情報、それは警察庁の「自殺の概要資料」、厚生労働省の人口動態調査、厚生労働科学研究の報告書などをもとに推察するに過ぎず、信頼性には十分応えることができません。これらの資料によれば、平成9年から10年にかけて「健康問題」「経済･生活問題」がともに著しく増加し、「経済・生活問題」では対前年比が大きく170％になっており、「健康問題」も123％を示している点です。特に「経済･生活問題」が大きく増加したことは、わが国の経済状況とも符号するところであり、重要なポイントと思われます。</p><br />
<p id="ind">確かに経済問題や健康問題が自殺に絡む問題として浮き彫りになりましたが、他の重要な問題として「自殺と精神疾患の関係」があります。WHOの調査によれば自殺企図者の大多数は精神疾患の診断に該当し、その3割が気分障害、18％が物質関連障害、14％が統合失調症であるとされています。わが国で、これと対比できるデータは飛鳥井の1994年の調査ですが、これによると自殺企図者の75％に精神障害が認められ、その約半数がうつ病であったといいます。ほぼWHOの統計とも近い数値ということになります。また、最近にわかに注目されているのは、いじめによる小・中学生の自殺の問題やネット自殺など現代社会特有の問題です。</p><br />
<p id="ind">9年間にわたり、年間3万人以上の自殺者が生じている事態を深刻に受け止め、政府は本格的な自殺予防対策に乗り出しました。自殺の原因は単純ではありません。そこで、これら自殺の問題を多角的、総合的にとらえるべく、平成17年7月に参議院厚生労働委員会において「自殺に関する総合的対策の緊急かつ効果的な推進を求める決議」がなされました。これを受けて同年9月には自殺対策関係省庁連絡会議が開かれ、関係省庁が一体となって自殺対策に取り組むこととなりました。目標は今後10年間で自殺者数を平成9年以前（2万5千人以下）の水準に戻すこととなりました。12月には同連絡会議が報告書「自殺予防に向けての政府の総合的な対策について」を発表し、平成18年6月には自殺対策基本法が成立し、いよいよ国をあげての取り組みが具体的な姿を現そうとしています。</p>]]></content></entry><entry><title>ライフサイクルのなかでの自殺の危険</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6166" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6166</id><issued>2007-06-26T00:00:09+09:00</issued><modified>2007-07-02T07:38:41Z</modified><created>2007-06-25T15:00:09Z</created><summary>帝京大学医学部附属溝口病院精神神経科科長・准教授Yoshinori  Cho張　賢徳帝京大学医学部附属溝口病院精神神経科ハートフル川崎病院Takeo   Matsui松井  健夫
ライフサイクルのなかでの自殺の危険

自殺と精神障害の関連性
ライフサイクルに着目して
自殺者の事後調...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.01</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer" id="srt"><span id="kata">帝京大学医学部附属溝口病院<br>精神神経科科長・准教授</span><br><span id="furi">Yoshinori  Cho</span><br>張　賢徳<br><br><span id="kata">帝京大学医学部附属<br>溝口病院精神神経科<br>ハートフル川崎病院</span><br><span id="furi">Takeo   Matsui</span><br>松井  健夫</div><br />
<span class="body_title">ライフサイクル<span id="or">のなかでの自</span>殺<span id="or">の</span>危<span id="or">険</span></span><br />
<br />
<div class="entry_midashi">自殺と精神障害の関連性<br />
ライフサイクルに着目して</div><br />
<p id="ind">自殺者の事後調査によって、約90％が自殺時に何らかの精神障害を有する状態にあったことがわかり、うつ病が最多で全体の50％〜60％を占めています。他に、アルコール・薬物の乱用・依存症、統合失調症、人格障害などがあげられています。これらの精神障害における自殺の危険率は、一般人口より高いこともわかっており、自殺と精神障害の関連性は深いといえます。</p><br />
<p id="ind">これは子どもにも当てはまり、子どもの自殺でもうつ病が危険因子として重視されています。社会の変化とともに、子どもにかかる心身のストレスも増しており、子どもたちがストレスの対処を身につけたり、ストレスを発散する場も少なくなってきています。このような社会環境問題を考えることと同時に、「子どももうつ病になり得る」という認識を周囲の大人たちが持つことが重要です。</p><br />
<p id="ind">20歳代くらいまでの若年者でみると、統合失調症や人格障害が重要になってきます。統合失調症患者の自殺率は10％くらいといわれており、うつ病の自殺率と同程度に高く、統合失調症の自殺の大多数は発症後10年以内に起こることがわかってきています。統合失調症の自殺は幻覚妄想に支配・影響されて実行されるものもありますが、社会復帰をめぐる苦悩や障害の自覚により抑うつ状態となったことがきっかけになることも多くみられます。「自殺といえばうつ病」という認識が広まり、それに基づいた自殺予防活動も展開され始めている昨今ですが、統合失調症の自殺についてももっと関心が向けられるべきです。</p><br />
<p id="ind">人格障害については、特に境界性人格障害と反社会性人格障害に自殺行動が多くみられます。若者を中心に自傷行為（リストカットやoverdose;OD）を繰り返す一群がありますが、これらの人格障害が、その中核にあると考えられています。そんな若者たちに対して「どうせ本気で自殺しない」と突き放す見方は禁物です。自傷行為を繰り返す人たちの自殺率は、一般人口に比べると数十倍〜数百倍高いと考えられ、自殺の危険が高いのです。境界性人格障害、反社会性人格障害ともに、養育環境が発症の準備状態として重視されています。一言でいえば、愛情欠乏が病理の中核にあります。虐待事件が連日報道される世の中になってしまいましたが、将来の「自殺予備軍」に発展する可能性が危惧されています。</p><br />
<p id="ind">中高年者では、うつ病が重要です。この年齢群では男女ともに、家庭でも職場でも重要な立場におかれ、期待される役割も多く、身体的、心理的、社会的に負担が大きい時期です。また、自らの身体疾患・身体機能低下や親との死別、退職、失職など、ダメージの大きい喪失体験を迎える年代です。うつ病の早期発見と早期治療が大切になります。また、アルコール依存症に潜むうつ病・抑うつ状態にも注意が必要です。</p><br />
<p id="ind">最近の傾向として、30歳代のうつ病と自殺が増加しています。多くの企業が経済不況の中で人員整理を行い、その結果、一人当たりの仕事量が増え、30歳代にそのしわ寄せがきているといわれています。勤労者のストレスという問題が浮かび上がってきます。あるいは逆に、ニートという言葉が日本で注目され、その対象者の中心が今の30歳代であることを考えると、勤労者以外にも目を向ける必要があると思われます。</p><br />
<p id="ind">高齢者では、自殺者中に占めるうつ病の割合が非常に高く、うつ病の早期発見と早期治療が重要です。一方で、これまではあまり注目されてきませんでしたが、認知症にも注意を要します。認知症の進行過程で、内省力や病識が保たれている時に抑うつ状態に陥ることは珍しくなく、自殺の危険に注意しなければいけません。</p>]]></content></entry><entry><title>自殺とインターネット</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6774" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6774</id><issued>2007-06-26T00:00:08+09:00</issued><modified>2007-06-27T05:18:20Z</modified><created>2007-06-25T15:00:08Z</created><summary>国立精神・神経センター精神保健研究所部長
Mitsuhiko  Yamada
山田  光彦
「自殺とインターネット」


わが国では、インターネットを通じて青酸カリや筋弛緩薬などの毒物を入手する事件が1990年代後半より散発し、自殺とインターネットとの関係についてたびたび議...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.01</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer"><span id="kata">国立精神・神経センター<br>精神保健研究所部長</span><br />
<span id="furi">Mitsuhiko  Yamada</span><br />
山田  光彦</div><br />
<span class="body_title">「自殺とインターネット」</span><br />
<img src="images/p2.jpg" width="250" height="308" alt="自殺とインターネット" class="pict_no_r" /><br />
<br />
<p id="ind">わが国では、インターネットを通じて青酸カリや筋弛緩薬などの毒物を入手する事件が1990年代後半より散発し、自殺とインターネットとの関係についてたびたび議論がなされるようになってきました。最近では、いわゆる「ネット自殺」として「インターネットを通じて知り合った他人同士が車内で練炭の煙を吸って死亡する集団自殺の群発（あるいは連鎖）」が記憶に新しいところです。警察庁の発表によると、インターネットを通じた自殺は2004年に19件（死者55人)、2005年に34件（死者91名）発生しています。</p><br />
<p id="ind">自殺関連サイトには、「<a href="http://www.find-j.jp" target="_blank">いのちの電話</a>」や「<a href="http://www.ncnp.go.jp/ikiru-hp" target="_blank">いきる</a>」に代表されるような、自殺予防を念頭においたものから、あきらかに自殺を幇助する内容をもつと思われるいわゆる「自殺サイト」までさまざまなものが存在します。「自殺サイト」には自殺手段情報を詳細に提供するものの他に、自殺に関する議論やさまざまな告知がなされる場としてチャットルームや電子掲示板等が設置されたものもあります。</p><br />
<p id="ind">総務省は、社団法人電気通信事業者協会、社団法人テレコムサービス協会、社団法人日本インターネットプロバイダー協会、社団法人日本ケーブルテレビ連盟の４団体及び警察庁とともに検討を進め、「<a href="http://www.telesa.or.jp/consortium/other/guideline_suicide_051005.pdf" target="_blank">インターネット上の自殺予告事案への対応に関するガイドライン(pdf)</a>を策定し2005年10月５日に公開しました」。</p><br />
<p id="ind">このなかでは、（１）通信の秘密を第三者に開示する行為について緊急避難の要件を満たす場合には裁判官の発付する令状がなくても開示が許されることが明示され、（２）自殺予告事案においてプロバイダー等が警察に対して発信者情報を開示することが緊急避難の要件を満たすか否かを検討する際の視点や考え方が提示され、（３）具体的な自殺予告事案における緊急避難の要件判断の基準及び発信者情報開示の手続が整理されています。こうしたガイドラインの策定は実効性のある画期的な取り組みとして評価されていますが、国外に設置されたプロバイダーの規制は事実上困難であり今後の課題となっています。</p><br />
<p id="ind">いわゆるネット自殺の背景として、青少年の「孤独化」が急速な勢いで進んでいることが考えられています。強い絶望感や厭世観を持ち、社会のなかで孤立した彼らにとって、「自殺サイト」は居心地のいい場所であるのかもしれません。いわゆるネット自殺対策のためには、「悪質な自殺サイトの規制」とは別に、青少年が本人の抱える絶望感や自殺願望について「語り合える場」「悩みを打ち明けられる場」を社会のなかに形成していく必要があるのではないでしょうか。</p>]]></content></entry><entry><title>ストレスの受け止め方</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6330" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6330</id><issued>2007-06-26T00:00:07+09:00</issued><modified>2007-07-02T09:10:06Z</modified><created>2007-06-25T15:00:07Z</created><summary>防衛医科大学校精神科学教授
Soichiro Nomura
野村　総一郎
ストレスの受け止め方
自殺とストレス自殺はいろいろな要素が重なって生じるものですが、その中でストレスが大きな引き金となっていることは明らかです。このことを述べる前に「ストレスとは何か」というこ...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.01</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div class="entry_writer"><span id="kata">防衛医科大学校精神科学教授</span><br />
<span id="furi">Soichiro Nomura</span><br />
野村　総一郎</div><br />
<span class="body_title">ス<span id="or">ト</span>レ<span id="or">ス</span>の<span id="or">受</span>け<span id="or">止</span>め<span id="or">方</span></span><br />
<img src="images/p3.jpg" width="155" height="361" alt="ストレスの受け止め方" class="pict_no_r" /><div class="entry_midashi_1">自殺とストレス</div><p id="ind">自殺はいろいろな要素が重なって生じるものですが、その中でストレスが大きな引き金となっていることは明らかです。このことを述べる前に「ストレスとは何か」ということを、まずきちんと定義する必要があるのですが、学問的に言い出すとややこしいことになるので、ここでは「個人にとって、つらいと感じられる出来事」をストレスと捉えて話しを進めることにします。</p><br />
<p id="ind">さて、自殺とストレスですが、わが国の自殺研究の権威である高橋祥友教授がまとめている「自殺の危険因子」というのを表にまず掲げてみます。</p><br />
<img src="images/listp6.gif" width="443" height="260" alt="ストレス表" class="pict_no" /><p id="ind">ここでは自殺可能性を高める要素が見事に整理されていますが、このうちでストレスと大きく関わるのは６）の喪失体験です。株やギャンブルで金を損したとか、うっかり浪費をしてしまったとか、必要ではあったにしても大金をはたいてしまった、などの経済的なロス、定年やリストラで仕事を失ったなどのポジションに関わること、あるいは配偶者、親や子供など非常に近い親族の死など、「何かを失った」「何かと別れた」というタイプのストレスが一番自殺を呼びこむ要素となっているのです。広い意味では自分の信じていた価値観や、自負心などを失った場合も、一種の喪失体験となるようにも思われます。</p><br />
<p id="ind">これと別に７）に自殺しやすい性格傾向もあげられています。善い性格、悪い性格などというものは本来的には無いものであって、人それぞれでいいのですが、ここにあげられたのを「ストレスに弱い性格」ということはできそうです。以上を総合すると、７）のような面をもった人が、６）のような目にあうと、自殺のリスクが高まるということが言えるかと思われます。</p>]]></content></entry><entry><title>創刊の趣旨</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=7246" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=7246</id><issued>2007-06-26T00:00:00+09:00</issued><modified>2007-06-26T09:25:36Z</modified><created>2007-06-25T15:00:00Z</created><summary>創刊の趣旨

現在日本の大きな社会問題となっている自殺。その要因としてうつ病をはじめとしたこころの病があげられています。そんな状況を背景として、精神科医療・医学の領域においてこころの病の予防・早期発見・早期治療を啓発することの必要性がクローズアップされ...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.01</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<span class="body_title">創刊の趣旨</span><br />
<br />
<p id="ind">現在日本の大きな社会問題となっている自殺。その要因としてうつ病をはじめとしたこころの病があげられています。そんな状況を背景として、精神科医療・医学の領域においてこころの病の予防・早期発見・早期治療を啓発することの必要性がクローズアップされ てきています。また他科を受診している患者さんのなかにも精神科領域の問題を抱えている方が多くみられ、精神科以外の医師の方々にも精神科医療を理解していただく重要性が言われてきています。 </p><br />
<p id="ind">いま必要とされているこころの予防の知識と情報を提供するために、「こころの病予防普及啓発委員会」(委員長:高橋清久)ではこころの病に関する予防医学・医療をテーマにしたwebマガジン「予防・こころの病」(年3回)を創刊することとなりました。  </p>]]></content></entry><entry><title>協賛・協力団体</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=7247" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=7247</id><issued>2007-06-26T00:00:00+09:00</issued><modified>2007-06-26T09:24:57Z</modified><created>2007-06-25T15:00:00Z</created><summary>●こころの病予防普及啓発委員会

委員長高橋　清久(精神・神経科学振興財団理事長)委　員朝田 　隆(筑波大学医学部精神医学教室教授)内山 　真(日本大学医学部精神医学系教授)加藤　進昌(昭和大学医学部精神医学教室教授)小山 　司(北海道大学医学部精神医学教室教授)丹...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.01</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<span class="kakomi2">●こころの病予防普及啓発委員会</span><br />
<br />
<table width="450" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0"><tr><td>委員長</td><td>高橋　清久</td><td><span class="mini">(精神・神経科学振興財団理事長)</span></td></tr><tr><td>委　員</td><td>朝田 　隆</td><td><span class="mini">(筑波大学医学部精神医学教室教授)</span></td></tr><tr><td></td><td>内山 　真</td><td><span class="mini">(日本大学医学部精神医学系教授)</span></td></tr><tr><td></td><td>加藤　進昌</td><td><span class="mini">(昭和大学医学部精神医学教室教授)</span></td></tr><tr><td></td><td>小山 　司</td><td><span class="mini">(北海道大学医学部精神医学教室教授)</span></td></tr><tr><td></td><td>丹羽　真一</td><td><span class="mini">(福島県立医科大学医学部神経精神医学講座教授)</span></td></tr><tr><td></td><td>樋口　輝彦</td><td><span class="mini">(国立精神・神経センター総長)</span></td></tr><tr><td></td><td>和田 　清</td><td><span class="mini">(国立精神・神経センター精神保健研究所部長)</span></td></tr></table><p id="ind"></p>]]></content></entry><entry><title>相談先電話リスト</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6787" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6787</id><issued>2007-06-26T00:00:00+09:00</issued><modified>2007-06-26T09:48:54Z</modified><created>2007-06-25T15:00:00Z</created><summary>自殺防止センター東京03-5286-9090自殺防止センター大阪06-251-4343 いのちの電話旭川 いのちの電話0166-23-4343北海道 いのちの電話011-231-4343あおもり いのちの電話0172-33-7830秋田 いのちの電話018-865-4343盛岡 いのちの電話0196-54-7575仙台 いのちの電話022-308-...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.01</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<table width="520px" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0"><tr><td width="190px">自殺防止センター東京</td><td colspan="2"><a href="tel:03-5286-9090">03-5286-9090</a></td></tr><tr><td>自殺防止センター大阪</td><td colspan="2"><a href="tel:06-251-4343">06-251-4343</a></td></tr></table><p id="ind"> </p><table width="520px" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0"><tr><td rowspan="54" align="left" valign="top" width="100px">いのちの電話</td><td align="left" valign="top" width="200px">旭川 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0166-23-4343">0166-23-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">北海道 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:011-231-4343">011-231-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">あおもり いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0172-33-7830">0172-33-7830</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">秋田 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:018-865-4343">018-865-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">盛岡 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0196-54-7575">0196-54-7575</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">仙台 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:022-308-4343">022-308-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">山形 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0236-45-4343">0236-45-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">福島 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:024-536-4343">024-536-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">新潟 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:025-229-4343">025-229-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">長野 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0262-23-4343">0262-23-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">松本 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0263-29-1414">0263-29-1414</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">栃木 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0286-35-7830">0286-35-7830</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">足利 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0284-22-0783">0284-22-0783</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">群馬 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0273-64-0783">0273-64-0783</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">茨城 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0298-55-1000">0298-55-1000</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">水戸 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0292-55-1000">0292-55-1000</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">千葉 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:043-227-3900">043-227-3900</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">埼玉 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:048-645-4343">048-645-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">東京 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:03-3264-4343">03-3264-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">Tokyo English Life Line</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:03-3968-4099">03-3968-4099</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">東京多摩 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0423-27-4343">0423-27-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">川崎 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:044-733-4343">044-733-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">横浜 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:045-335-4343">045-335-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">横浜 いのちの電話<span class="mini">スペイン語対応</span></td><td align="left" valign="top"><a href="tel:045-336-2477">045-336-2477</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">横浜 いのちの電話<span class="mini">ポルトガル語対応</span></td><td align="left" valign="top"><a href="tel:045-336-2488">045-336-2488</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">静岡 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:054-272-4343">054-272-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">岐阜 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:058-297-1122">058-297-1122</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">山梨 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:055-221-4343">055-221-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">浜松 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:053-473-6222">053-473-6222</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">名古屋 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:052-971-4343">052-971-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">京都 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:075-864-4343">075-864-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">奈良 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0742-35-1000">0742-35-1000</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">和歌山 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0734-24-5000">0734-24-5000</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">関西 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:06-6309-1121">06-6309-1121</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">神戸 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:078-371-4343">078-371-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">三重 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:059-221-2525">059-221-2525</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">はりま いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0792-22-4343">0792-22-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">岡山 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:086-245-4343">086-245-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">広島 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:082-221-4343">082-221-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">島根 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0852-26-7575">0852-26-7575</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">鳥取 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0857-21-4343">0857-21-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">香川 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:087-833-7830">087-833-7830</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">徳島 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0886-23-0444">0886-23-0444</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">徳島県西支部 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0883-52-4440">0883-52-4440</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">愛媛 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:089-958-1111">089-958-1111</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">高知 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:088-824-6300">088-824-6300</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">北九州 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:093-671-4343">093-671-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">福岡 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:092-741-4343">092-741-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">熊本 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:096-353-4343">096-353-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">佐賀 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0952-34-4343">0952-34-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">長崎 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0958-42-4343">0958-42-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">大分 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0975-36-4343">0975-36-4343</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">鹿児島 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:0992-50-7000">0992-50-7000</a></td></tr><tr><td align="left" valign="top">沖縄 いのちの電話</td><td align="left" valign="top"><a href="tel:098-868-8016">098-868-8016</a></td></tr></table><p id="ind"> </p>]]></content></entry><entry><title>関連リンク集</title><link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6826" /><id>http://blog.nova-kokoro.com/?eid=6826</id><issued>2007-06-26T00:00:00+09:00</issued><modified>2007-06-26T09:49:21Z</modified><created>2007-06-25T15:00:00Z</created><summary>日本いのちの電話連盟
全国の「いのちの電話」が登録している連盟のサイト。各「いのちの電話」の現状や統計データなどがある。
自殺と危機情報
ビフレンダーズインターナショナル日本語版サイト。「自殺を考えているか塞ぎ込んでいる友人を助ける」「気分の塞ぎ込みに...</summary><author><name>webマガジン 予防・こころの病</name></author><dc:subject>Vol.01</dc:subject><content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<p id="ind"><a href="http://www.find-j.jp/" target="_blank">日本いのちの電話連盟</a><br />
全国の「いのちの電話」が登録している連盟のサイト。各「いのちの電話」の現状や統計データなどがある。</p><br />
<p id="ind"><a href="http://www.befrienders.org/int/japanese/index.php" target="_blank">自殺と危機情報</a><br />
ビフレンダーズインターナショナル日本語版サイト。「自殺を考えているか塞ぎ込んでいる友人を助ける」「気分の塞ぎ込みについて」「自殺の兆候」「自殺についての根拠のない話」などの項目別の解説がある。</p><br />
<p id="ind"><a href="http://www1.odn.ne.jp/~ceq16010/hp/top.htm" target="_blank">自殺防止センター東京</a><br />
センターの活動内容等の紹介のほか、「今自殺をしようと考えている」「友人を助ける」など状況別の対応解説など。</p><br />
<p id="ind"><a href="http://www.spc-osaka.org/" target="_blank">自殺防止センター大阪</a><br />
活動内容の紹介、ボランティア募集のほか、自殺の危険信号、遺族の会開催などを行っている。</p><br />
<p id="ind"><a href="http://www.niph.go.jp/wadai/boushi/" target="_blank">自殺防止対策国立保健医療科学院</a><br />
自殺防止研究グループによる、自殺の防止対策に関心のある専門家のネットワークづくりを目的としたサイト。厚生労働省の自殺防止対策概要や、関連統計データ等が掲載されている。</p><br />
<p id="ind"><a href="http://www.ncnp.go.jp/ikiru-hp/" target="_blank">自殺予防総合対策センター</a><br />
国立精神・神経センター内に開設されている。自殺予防に向けての政府の総合的な対策支援を行っている。</p><br />
<p id="ind"><a href="http://members.jcom.home.ne.jp/yosha/jspa/" target="_blank">日本自殺予防学会</a><br />
自殺予防・自己破壊行為防止のための研究、実践、教育および啓発活動を行っている。</p><br />
<p id="ind"><a href="http://www.lifelink.or.jp/hp/top.html" target="_blank">自殺対策支援センターライフリンク</a><br />
「全国遺族のつどいMAP」や「自死遺族支援全国キャラバン」の活動紹介、相談先一覧など。</p>]]></content></entry></feed>